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「私下手で先輩に迷惑かけてる」って思ってる吹奏楽部のあなたへ。

2017/06/01

先日部活動のレッスンの中でこんな悩みをもつトランペッターと出会いました。

 

「わたし全然周りと合わなくていつも先輩に迷惑かけちゃっています。先輩たちとハーモニー練習やっても合わないし、リズムも合わないんです。音色もあたしだけ汚くて・・・どうやったら先輩たちみたいに吹けるようになりますか?」

 

先輩しかいないパート(3年生2人、1年生1人)の中で、先輩たちの邪魔をしているんじゃないかと、とても悩んでいました。

 

確かに部活動だと

(私のせいで合奏が先に進まない)

(いつも私のミスでうちのパートが捕まる)

 

なんて想いをすることもあるかもしれません。これ本当につらいし申し訳ないしいたたまれないですよね。

 

その人も(仮称Bさん)同じような悩みをもっているようでしたが、話を聞くうちにあることが気になりました。

 

「ほんとうにあなたが悪いのか」

話のニュアンスから「私のせいで」というのを感じ取ったのですが、それは果たして本当でしょうか?

 

(私のせいでハーモニーが合わないんです)→それは本当でしょうか?どうして周りの音程が完璧って前提なのでしょうか。

 

(リズムも揃わなくて)→それは本当でしょうか?どうして周りはピッタリのタイミングで出ている前提なのでしょうか?

 

(私の音が汚くて邪魔して)→それは本当でしょうか?どうして周りの音が正義だという前提なのでしょうか?

 

どうして「できている周りにあなたが合わせる」というモチベージョンで楽器を吹いているのでしょう?

そんなことばかり考えていたらたいていの人は楽しくないし、良い音も出ませんよね。

 

Bさんが悩んでいた事項は、あくまで

Bさんと他の人(1人でも複数でも)とが合わなかっだけ

であって、

必ずしもBさんだけが合わなかったわけではないはずです。(←ここ大事)

 

自分のことをまず疑うことは、心がけとしてとてもいいとぼくは思いますが、それが行き過ぎて「すべて自分のせい」と思ってしまっては、健康的に楽器を吹く事は難しくなりますよね。

 

 

そもそも「正・悪」の判断基準はどうなんだ

音程があってる人に音程があってないひとが合わせる、

リズムはみ出した人は正しくなおす、

音色が合わない人はみんなに合わす、

 

だと確かに手っ取り早い。わかりやすい。確実。

でも「合ってる人→偉い」「合ってない人→ダメ」みたいになってしまいそう。

 

 

ぼくは音楽で大切なのは「協調」なんじゃないかと思うんです。

 

・ハーモニーは、音程悪い人が直すのではなく、吹いている人みんなで響かせる

・リズムは、誰かに合わせるとかではなく、みんなでそのタイミングで出る

・音色は、合わない人が引っ込むんじゃなくて、全員で1つの音を作る。

 

だれが、というわけではなく全員でことを成し遂げようとすることが本当に大事だと思います。

上手でも下手でもできていてもできていなくても関係ありません。

「あたしが吹くと邪魔になるから・・・」と思う必要はありません。

全員が音楽に参加していることが一番大切です。

 

 

おわりに

プロの世界ではこういったことを理解したうえで、それでもやっぱり首席に合わす、どこにつける、もっとこう、と選択をするときがほとんどです。

でも部活動や趣味で吹奏楽をやっているのであれば、必ずしもプロと同じようにやらなばいけないとは言い切れません。考え方は適材適所です。(くれぐれも「たかが部活」などというニュアンスで言っているわけではないことをご承知ください。)

 

せっかく好きでやっている音楽なら、身も心も健康的に。

(わたし間違っているかも)から(どうやったらみんなでいい音楽作れるだろう)に考えを変えられたら、きっと出てくる音も、吹いてるときの気分も変わってくると思います。

 

レッスンの内容は個人、または所属団体に許可を取ったうえでの掲載となります。ご了承ください。

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