練習法が知りたいとき

部員全員で基礎合奏をやる4つメリットと1つのデメリット

 

合奏前に大人数でやるロングトーンやタンギングなどの基礎練習、通称基礎合奏。

取り入れている学校も多いのではないでしょうか。

 

今日は僕が考える基礎合奏に関するメリット・デメリットをご紹介。

 

メリット編

1.自分の楽器の音とほかの楽器の音をブレンドする練習になる


僕が感じる基礎合奏をやる最大のメリットがこれです。

吹奏楽コンクールの課題曲を例にとってみるとわかりやすいですが、クラリネットとサックスがユニゾンでメロディーを吹く、Ⓑからトランペットもユニゾンで入ってくる、なんて場面が多くあります。

ユニゾンで吹くときの音色ブレンド感はとても大事です。

でもそれをいきなり曲の中でやるのも難しい。

でも基礎合奏のような音数の少ないものから意識的に音を聞きあうことをしていれば、音色をブレンドさせる練習になります。

 

毎日同じロングトーンメニューでも、

「今日はサックスの音色を意識して一緒に吹くぞ」とか

「この曲はテューバと同じ動きが多いから一緒に音色を作る意識を持つぞ」

みたいに取り組めると、本当にいい練習になります。

これは一人でやるロングトーンではなかなか難しいことですからね。

 

 

 

2.上手な人の上手なとこを間近で参考にできる。


なにせ吹く音がみんな同じですから、個人個人の差も大きく出ます。

 

「あの先輩の音かっこいいな」

「あのリーダーシップはどうやってとるんだろう」

「先輩みたいなきれいな音で吹きたい」

 

身近に目標がいることはとても幸せなことです。

「あんなふうに吹きたい!」が近くにいる訳ですから、ただ漠然と吹いているより成長は圧倒的に速いです。

基礎合奏を部活の仲間のいいとこ探しの時間にすると、そのいいとこを自分も持てるようになるのです。

 

あなたのいいところ、みんなに教えてください。

あの人のいいところ、お手本にしてください。

 

 

3.バンドとしてのサウンドづくりができる


50人が50個の音を出しているバンドと、50人が一つの音楽をしているバンドの違いはなんでしょう?

 

それは音のまとまり、音楽のまとまりなのではないでしょうか。

曲の練習では楽譜が難しくて、正直それどころじゃないこともあるかもしれません。

 

でも基礎合奏の中でなら比較的バンド全体の音が意識しやすいと思います。

うちのバンドはこういう音を目指そう、こんな音で吹こう、ということを合奏前にみんなで確認してから基礎合奏を行うと着眼点がハッキリして効果が表れやすいですよ。

 

 

4.他の音を聞けるようになる


1.2.3を意識してやっていると、自然に周りの音を聞きながら楽器を吹けるようになってきます。

ときどき見かける「自分と譜面台の世界に入ってしまってる人」は周りの音が聞こえていないことがある場合が多いです。

耳の使い方は地道に時間をかければきっと良くなっていきます。コツコツ、積み重ねです。

 

 

デメリット編

1.メリットを理解していないとただの苦行


これです。これにつきます。メリットというよりかは、「なんで基礎合奏やるのか」を理解していないとただの苦行です。

全員集まってやる意味も分からないし、曲じゃないから面白くないし、音程合わせろってうるさいし、、、、。

音色を合わせようにも、向こうにその気がなかったら上手くいきません。

積もるストレス、それではやらないほうがマシですね。

 

 

「これは何の練習なのか」「今は何の時間なのか」を分かっていることがとっても大事。

どんな練習でもただこなすだけでは効果は半減です。

1人の練習であっても、大人数の基礎合奏であっても、「この練習は何のための練習なのか」「こういうことを気を付けて吹くぞ」という具体的なポイントを知っておくことが大切だと思います。

 

ましてや基礎合奏はせっかく大人数で基礎練習をやれるチャンス。

1人の練習ではできないこと、他の人、他の楽器の人がいるからこそできることをやったほうがいいですよね。

 

ついついマンネリ化しやすい基礎合奏ですが、一度みんなで基礎合奏をやる時間をどんな時間にしていきたいか、考えてみてはいかがですか?

 

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