アレクサンダー・テクニーク 演奏に困ったとき

本番中「ミスったらどうしよう」って不安になった時に役立つレッスン記録

本番は怖いです。(唐突)

いつも何気なくできていることが「あれ!?」って急に怖くなったり、どうやって吹いたらいいかわかんなくなっちゃったりします。

これ、練習では起こらないからほんと怖いっすよ。

長年この本番前や本番中に不意に訪れる

「ミスったらどうしようミスたらどうしよう」って思ってしまうのの解決方法には悩まされてきました。

皆さんもそんな経験あるのではないでしょうか。

 

このことをテーマに先日レッスンを受けたのですが、その時もらったアドバイス、およびそこに至るまでの過程がすごすぎてとても印象深い時間となりました。

今回はレッスンを通して、不意に訪れる「ミスったらどうしよう」に解決の糸口が見つかった話。

 

練習と本番の違いを見つけて何が不安か理解する

ぼくのお悩み相談からレッスンはスタート。

 

ぼく「本番になると発音の時に思い切りがなくなって、中途半端な吹き方になってしまいます。泣 練習の時にできてることなのに本番でできなくなるのはなんでなのでしょうか。」

 

 

先日の本番でそのようなことが起きました。

普段何気なく出している音が、本番になるとなんだか弱気になってしまう。練習ではできていることなので悔しさMAX。これはどうにかしたい。

 

 

先生「練習の時と本番のときで違うことってなんですかね?めっちゃ簡単なことでもいいですよ。」

 

 

先生のこんな質問に対し、練習と本番の違いを洗いざらい出してみました。

 

 

(本番の場合)

・聴衆がいる

・やり直しがきかない

・一緒に吹く人がいる

・出るタイミングは自分で決められない

・演奏する前にステージに上がる

・拍手をもらう  etc...

 

ぼく「まぁざっとこんなとこですかね。(←なんか偉そう)」

 

先生「じゃあこの要素を練習の時にシュミレーションして吹いてみたらどうなりますかね?」

 

(ステージに上がり、お客さんがいて、拍手をもらい、吹く瞬間になったことを想像して吹く)

 

 

先生「どうでした?」

 

ぼく「めっちゃ緊張しました・・・!汗 なんかミスったところも本番ならではのミスだったような気がします。汗」

 

先生「なんででしょうね?なんでだと思います?」

 

ぼく「シュミレーションであっても、演奏する状況がリアルなったので、良く本番で感じる『やべぇ・・一回しかふけねぇじゃん・・・!!!ミスったらどうしよう・・・』っていうプレッシャーを感じたからだと思います。あー考えるだけで手汗やばい。」

 

先生「なるほどぉ・・。その『一回しか吹くチャンスがないからミスったらどうしよう』っていう考え、恐怖心がポイントになりそうですね。」

 

 

「ミスしたら何がしたい?」

レッスンは次のステップへ。

 

 

先生「じゃあ、ミスしたり間違えちゃったりしたら何がしたいですか?自分がミスったときどんな行動に出ると思いますか?

 

ぼく「はい?ミスったらやりたくなる、ってなんですか?」

 

先生「何でもいいんですよ。大泣きしてすっきりする、とかお酒飲んで忘れる、とか。」

 

 

考えたこともない質問に戸惑いつつ考えていたら、どうしようもなく情けない答えが思い浮かびました。でもここは正直に話したほうが自分のためだと思いこう言いました。その答えまで3,2,1・・。

 

全力で言い訳すると思います。」

ぼく「"本番だからしょうがない"とか"昨日は眠れなかったからだ"とか"疲れてたから"とか。言い訳して自分をひとまず納得させたいです。」

 

 

あぁ改めて書き起こしても情けない。(恥)

ミスった時にやりたくなることが言い訳だなんて。

 

でもまぁしょうがない、これが真っ先に浮かんで自分がやりそうなことなんだから。気を取り直して続き。

 

 

先生「じゃあ、さっきやったシュミレーションにプラス、『ミスったらどうしようって思ったら"全力で言い訳すればいい"』っていうのを付け足してみたらどう?」

 

(吹く)

 

ぼく「えっ!めっちゃ上手く吹けた!なんで!?」

 

 

 

どうしようの無限ループに終止符をうつ!

これからはこのレッスンの解説です。

 

先生が「ミスったら何がしたい?」といったのにはこのような意図がありました。

 

通常このような不安に襲われた時は

「ミスったらどうしようミスったらどうしようミスったらどうしようあーやばいよやばいよ」

で頭の中いっぱいになってます。思考停止状態。

 

このときは「ミスったらどうしよう」が無限ループしているので終わりがありません。

 

 

そこに「ミスったら言い訳しまくって自分を納得させよう」という具体的な項目が付け足されることによってミスったらどうしよう無限ループに結末をつけることができるのです。

つまり、

どうしよう無限ループを一旦終了させることができるのです。

 

なので吹く前に「ミスったらどうしよう」って思ってしまっても

「まぁミスったら全力で言い訳したっていいんだ。おっし吹くか!」

というふうに不安思考を終了させることができるのです。

 

吹いてる最中に怖くなっても「ミスっても言い訳して大丈夫。やりたいことやっていい。だからどんどん吹こう。」って思えるようになれるのです。

 

そのおかげで「吹く!」という決断がはっきりして、演奏が上手くいったのだと推測できます。迷いがなくなった、ということもできますね。

 

 

安全ネットでチャレンジをさらにしやすく!

この考え方はいわば、ミスったとき用の安全ネットを張ることと同じです。

この安全ネットがあるおかげでミスってしまった時の恐怖感が薄れて、今やるべき行動に集中できるようになります。

 

ミスったら何がしたい?の答えは、人それぞれ何でもいいです。

ポイントは自分が本当にやりたくて納得できることである、ってとこですね。

 

まとめ

吹いてる最中怖くなったのにこんなに何度も前向きになれて吹けたのが相当嬉しかったのか、今どんな本番でも大丈夫なんじゃないかぐらいの勢いです。(しばらくしたらまた悩むと思うけど笑)

 

 

恐怖心を感じないように、ではなく、

恐怖に対する安心策で恐怖心にいったん区切りをつけ、行動に集中させる方法、でした。

読んでる方のお役にたてればいいなーと思います。

 

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