楽器以外で困ったとき

人が成長するために必要な4つの条件。

2017/06/01

先日管楽器指導者の方々と「生徒(または)自分が安心安全に学ぶための環境づくり」についてお話しする機会がありました。

 

人(自分)が成長するための環境づくりとして何ができるのだろう。

いろいろな意見がある中でこれと思ったものをいくつかピックアップしていきます。

 

 

1.環境の整備

まずはそこにいて身の危険が及ばないこと。

管楽器の世界ではマーチングをしているときを例にとると、

転んでも怪我しないか、

衝突しても大事にならないように配慮してあるか、

過度な練習で身体を壊さないように配慮しているか、

など。

人を教えるとき、または自分一人で練習するときなどに

 

ここの場所が自分たちの学びの場に不適切な環境になってないか、改めて見直すことが大切です。

 

この響きを抑えるマットはいるのかな?

照明の暑さ対策で冷房切ってるけど、暑くて逆に集中できなくないか?

席がつめすぎで、縮こまって吹かないといけないくなってないか?

響かないところで「もっと響く音で!」とかいうのって意味あるのかな?

 

などなど。

「いつもやっているから」という習慣で考えもしなかったところに、意外とそういうところがあるものですよ。

「こんなとこだったら練習しやすいだろうな、集中できるだろうな」っていうのを考えてみて、現状をそれに近づけるのも良いアイデアだと思います。

 

2.『今この瞬間の生徒』を認めること

これとっても大事だと思うんですよね。

「おまえちゃんと練習してんのか」

「それでできた気になってんの?」

なんていうのはナンセンスです。

 

先生が生徒がそれまでやってきたこと、つまり生徒の歴史について否定することはあってはいけません。

もう変えることができないことについて責められたり否定されたりすることはあってはならないのです。

 

 

 

先生の役割は

 

今目の前にいる生徒がその瞬間ベストであるということを認め、

その『今日の生徒』が最大限に学べるようにサポートすること

 

だと思います。

 

そのサポートの中身は人によります。

先生がぐいぐい引っ張っていくのが今日の生徒にとって最善だと判断すればそうするし、

生徒が話をする中で、悩みを見つけて共有して、一緒に解決に向かうのが最善だと判断すればそうします。

 

3.生徒と先生が一個人として接することができる

生徒と先生の違いは経験と能力の差でしかないと思います。

なので生徒の発言の自由などを考えたときに、「偉い・偉くない」の関係はあまり有効に効かないこともあるような気がします。

 

もちろん、この先生を本当に尊敬している!この先生を信じてやるんだ!という風にプラスのモチベーションとして機能することもあります。(とっても素敵だと思います!)

 

でも

「正直わかんないけどあの先生にわかりませんなんて言えないよな・・」

「この吹き方全然吹けないけど先生がいてたことだから変えられない」

みたいになると、それは安心安全に少し陰りが見えますね。

 

自分が先生として教えているときでも、

「教える」という役割がたまたま自分をそこに居させているだけで、一個人であることには変わりないのです。

レッスンにおいて、レッテルによって学びの質が落ちないような環境づくりも大切だなと感じます。

 

4.選択の自由がある

これもめちゃくちゃ大事。

 

この方法をやることもできるし、やらなくてもいい。

試してもいいし、試さなくてもいい。

この道を選んでもいいし、選ばなくてもいい。

続けてもいいし、辞めてもいい。

 

「辞めても良かったけど、それでも自分で選んで続けた。」

「やらなくてもよかったけど、あえてこっちを選んだ。」

 

自分自身の決断は力を意志の力、行動力を生み出します。

そのためにも全員に選択の自由があることが大切だと思います。

 

 

重要!!

今まで先生と生徒という関係を例に書いてきましたが、

これは自分が一人で練習するときにも言えることです

 

ひとりで練習しているときに

全然響かないのに無理して響かそうとしてませんか?場所変えたほうが早くないですか?

 

できないことでうじうじ自分をいじめていませんか?できることからやり始めてみませんか?

 

自分は下手くそだから大それた目標なんて持っちゃいけないなんて思ってませんか?その目標に向かって努力をしていくことを選んでみませんか?

 

練習はやらないといけないと思っていませんか?もう一度自分に「今日練習したい?」って聞いてみませんか?

 

自分が一人で練習するときも安心安全ってとっても大切なことです。

僕自身はこれができなくてだいぶ困りました。

なので今回自分用の備忘録としても書きました。

迷った時や悩んだときにみなさんの頭の片隅に残っていてくれればなと思っています。

 

 

 

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