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人の演奏で自信を無くしたり焦りを感じなくなる方法をまさかの板前さんが教えてくれた

とある板前さんが話の流れからこんな話をしてくださいました。

 

ぼくはね、他のお店の寿司なんて食べに行かないんですよ。

だって毎日良い物つくろう、おいしい寿司作ろうって努力してるわけじゃないですか。

でもほかの店の食べちゃうとね、それが揺らいじゃうんですよ。

『おれが目指してたものってなんだったんだっけ?』『良いものってなんなんだ?』って。

自分のなかの良いものがわかんなくなっちゃうんです。だから食べに行かない。

お客さんに『あそこの寿司は~』とか言われてもわかんない。だって食べに行かないんですもん。

だからね、うちはうちで出せる一番おいしい寿司を出すってことを頑張るしかないんです。

うちの店はこういう店ですよ、気に入らなかったら来なくて結構ですよ、でも気に入ってくれたら誠心誠意おもてなししますよ。

そういうふうに自分で自分の店を守っていくんです。

 

 

出来ることは「自分の」良いものを提供すること

それでいいんだな、って思えてとても楽になりました。

僕はコンクールの予選・本選を聴きに行くたびに

「あーやっぱこういう吹き方のほうがいい音すんだよなー」

とか

「はーやっぱこうなのかー」

とか、自分の吹き方や音楽に自信が持てなくなっていました。

 

でもそんなこと考えてもしょうがないんですよね。

 

演奏の場では自分がいいと思った音楽をやることしかできないのですから。

こういう吹き方が流行り、とかこういうのが良しとされてるから、とかでそう吹いても、自分の魅力が生かされる吹き方とは限らないんですよね。

だから自分が良いと思った、自分らしい演奏をお客さんにお届けするのが一番なんです。

そしてそれが評価される場所はコンクールだけじゃないってことも覚えておきたいです。

 

人の演奏を聴いて勉強になる人もいれば、そうじゃない人もいる。

僕はさっき言ったように「そうじゃない人」でした。

自分の信じていたものが揺らいでしまう、自信(自身)がなくなってしまうタイプ。

 

でも先のお寿司屋さんの話を聞いて、「あ、それでもいいんだな」って思えてとても気が楽になりました。

 

もちろん人の演奏を聴いて参考にして自分のものとして取り入れられる人もたくさんいます。

ただ、コンクールなどで人の演奏を聴くのは義務ではないのです。

 

大事なのは「自分を保つこと」。

 

その自分の保ち方は人それぞれ。

 

そんなことを思ったのでした。

あとそのお寿司屋さんは死ぬほどおいしかったのでした。(また行きたい)

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