演奏に困ったとき

トランペットの発音の誤解

先日レッスンでこんな質問を受けました。

「発音が上手くいかないんです。どうやったらハッキリタンギングできるようになりますか?」

 

 

ん?

何かおかしいぞ。

発音=タンギングになってないか?

 

ということで今日はトランペットの「発音」について。

 

どうして音は鳴るの?を考えれば発音=タンギングじゃなくなる

「はっきり発音する」と言われるとどうしても「はっきりタンギングする」と思ってしまいがちですよね。

 

でも音ってタンギングしなくても出るんですよ。

タンギングしないで息だけ入れても音は出ます。

 

でも息入れないでタンギングだけしても音は出ません。

つまり

 

音の出方というのは舌ではなく息が決めるもの

なのです。

 

ハッキリした発音は唇の振動スピード

ハッキリした発音って言い換えると「音の立ち上がりが良い」ですよね。

「音の立ち上がり」は唇の振動が決めます。

 

なのでいくらタンギングを強くしても息がちゃんと入っていなかったり、唇が効率よく振動していなければ「はっきりした発音」にはならないのです。

 

 

舌の本当の役割とは

でもだからといってタンギングしないわけにもいかないですよね。

全部「・・・ㇲー・・・」って音で吹いていたら曲なんて吹けないっす。

僕が知ってもらいたいのは、

 

舌の役割は発音することではなく

息による発音を助けること

 

です。

 

重要事項!!タンギングと息の関係性について

息だけだとさっきも言ったように音の出だしがはっきりしません。

そこをタンギングをすることで音の頭からその振動を生み出す手助けをするのです。

 

息と舌(タンギング)の関係性が

「タンギング>息」 だと

「ッタぅー」みたいな出だしはハッキリするけど中身がうーんって感じの音になりがちです。(これが必要な場合もあります。)

 

逆に「タンギング<息」だと

「ゥアー」みたいな中身はあるけど出だしがあいまいで後押しに聞こえちゃいそうな音が出がちです。文字で表現しにくい・・・。(これが必要な場合もあります。)

 

 

理想は

「息×タンギング」

 

この音楽を演奏するために

どんな息が必要かな、

そのためにどうタンギングしたら息の流れはスムーズになるのかな

というのが重要です。

 

どちらが強いというわけではなく、発音のするために必要である息をタンギングにってより明確につくることが大事です。

 

 

見えてきた!「発音をハッキリ」の方法

ということはですよ。

「もっと発音をハッキリ」と言われたらタンギングを強くするだけではなく、

どんな息が必要か、そのためにどういうタンギングをするか

という少なくとも2点を意識することが大切になってきます。

 

イメージしづらかったら楽器なしで「Thoooooo」ってやってみるとわかりやすいですよ。

 

 

発音のことは突き詰めるときりがないので今日はこの辺で。

またなんか質問あったら連絡ください。

ではでは。

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