アレクサンダー・テクニーク

一読の価値あり。頭の隅においてほしい「安定と固定の違い」

今日のテーマは「安定」です。

 

僕がレッスンをしたり、レッスンを見ていたりする中で安定した奏法、安定感のある演奏を求める人を多く見てきました。

でもその人たちの多くは「安定」と「固定」がごっちゃになっています。

安定させようーと思ってどこかを固めてグラグラ~ってパターンは僕も経験がありますし今でも試行錯誤中です。

 

さぁ「安定」と「固定」の違いはなんなのでしょうか。

 

重要!固定は「動かない」安定は「動ける」

固定:一定の位置や状態にあって、動かないこと。また、そのようにすること。

 

安定:激しい変化がなく、物事が落ち着いた状態にあること。

 

 

と定義されています。

この違いお分かりでしょうか。

 

固定が動かない、つまり「停止」「動きがない状態」であるのに対し、安定にはそのようなニュアンスは含まれていないのです。

 

わかりやすい例でいうと建築、家の耐震実験ですね。

 

地震に強い家って揺れに合わせて動けるように設計されているので崩れない、これ安定です。

一方地震に弱い家は地面に固定されて動かないようになっていて揺れの衝撃をもろに食らうのですぐ崩れます。ちなみにうちの家はこっち(ヤバイ)

 

体験してみたい方は

・電車の中で立っているとき足を棒のように固めてみるバージョン

・それをやめてみたバージョン

 

これやってみてください。周りの人に迷惑かからないようにね。

 

まぁ何が言いたいかっていうと固定は安定とはちょっと離れたところにあるよっていうこと。これ大事。

 

 

実用編:音を安定して出すには

実用編です。

音を安定して出すにはどうしたらいいんですか

まっすぐ伸ばすにはどうしたらいいんですか

に提案です。

 

先ほど述べたように安定は「動きのある状態」なので、音にも「動き」の観点を盛り込んでみましょう。

 

例えば

「身体の中にある息を動かし続ける」なんかも良いアイデアかもしれません。

 

立奏だったら

「(一か所に固まる代わりに)吹いている間ふらふら歩いてもいいぞーどこ行っても大丈夫だぞー」を実行するのもおすすめです。

 

舞台上でこれらを試すのはとても勇気のいることですが、不安定さを受け入れたときに真の安定を手に入れられることも確かです。

 

まとめ

長くなりましたが今回の要点は

・安定≠固定

・安定は動きの中にある

・不安定さのなかに真の安定がある

 

この3つです。

今回はこの3つの考え方を理解していただければOKです。

細かいことは個人によって違ってくるのでもしご興味ありましたら個別にご連絡いただければと思います!

ではでは。

 

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