アレクサンダー・テクニーク

金管楽器のバテないヒントはブレスにあった!

2016/06/05

先日とっても上手な同級生(おそらく数年先に名が知れ渡ることになる)と一緒に吹く機会がありました。

 

その人のすごいところは、いくら吹いても全然バテないところ。

(もちろん音楽性や音色なども素晴らしかったですよ!)

 

なんであんだけ吹いてもバテないんだろう、と不思議に思ってこっそり観察しているとあることに気が付きました。

今回はその人を観察したことで気が付いた、バテないためのヒントをご紹介いたします。

 

秘訣は楽器を吹いていないときにあった!

Aさんを観察している(ごめんねAさん)とあることに気が付いた。

それは

ブレスをするときに吹くための力をOFFにしていた

ということ。

 

吹くときは腹筋の力を使ってすごいパワフルに吹いているのだけど、ブレスする瞬間はその吹くための力を緩めていました。

 

 

それの何がすごいの?→解説します

これの何がすごいのか解説します。

 

吹くときに使う腹筋の力というのは逆にいえば吸うときの邪魔になりかねません。

 

【実験】

試しに腹筋にすごく力を入れたまま深呼吸をしてみてください。

 

 

どうでしたか?

 

すごく息吸いづらくないですか?

腹筋を固めていると息を吸うための横隔膜の動きを邪魔してしまいます。

 

多くの人は楽器を演奏しているときもこれと同じ現象(楽器を吹くための力をONにしながら息を吸う)が無意識のうちに起きています。

 

ブレーキを掛けながらアクセル踏んでるのと一緒です

 

そうすると十分に息が吸えません。

となると次の吹き始めの力が弱まり、

弱った息の分の労力をカバーするために唇の労力が増え、

結果はやく口がバテてしまうのです。

 

逆にそれができていると

吹き始めがいつも瞬発力のある息でスタートできて

唇の負担を減らすだけでなく

ハッキリとした発音ができるようになる助けになります。

 

 

自分への質問「今その力はほんとに必要?」

ではどうしたらできるようになるのでしょうか。

 

心配しなくても大丈夫です。

どこどこ筋を弛緩させて、代わりにどこどこ筋を・・・

みたいなことは言いません。

 

ブレスをするときに

 

吸うときにお腹の力はいらないよ

吐くのをやめれば勝手に息が入ってくるから大丈夫。」

 

って思ってみてください。

 

始めはブレスの度にがっぽり時間かけてもOKです。

繰り返していくうちにだんだんと吸えるようになってきます。

 

【息を吸うときの脱力を実感する練習】

 

①まず仰向けになります。

そのときお腹の力は必要ありません。お腹はぽよんぽよんで大丈夫です。

②息を吐き切ります

③全部吐き切ったら、ただ吐く力を入れるのをやめます

きっと息が入っていくときお腹がぐにょーんって動くのがわかるとハズです。

④数回繰り返します

⑤次は立って同じことをやってみます。

感覚をつかむために継続的にやってみてください。

 

 

 

大切なのは

 

吹くための力は吸うときには必要ないよ

 

ということを知っておくことです。

 

曲中待ってるときなどのふとした瞬間に

「あぁそうだ、今はまだこんなに吹く準備をしていなくてもいいんだ」

って気づくだけでもだいぶラクになりますよ。

 

 

 

まとめ

まとめです。

今回知っていてほしいことは

 

ブレスは体を休ませる瞬間にもなる

 

ということ。

長い間吹き続けられない人、バテや不調に苦しむ方は是非試してみてください!

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