アレクサンダー・テクニーク 演奏に困ったとき

ミスしたくない!って怖くなったときにやる5ステップ

トランペットを吹いている人なら思ったことがあるはずです、

音をはずしたくない」。

 

僕も例外なくそうです。ふとした瞬間にいつもその言葉が頭をよぎります。

 

でもそう思った方がある人、「音をはずしたくない」って思ったときほど音ってはずれますよね、悲しいことに。

そういう時ってかなりショックですよね、

 

せっかく準備したのに一音はずしただけで全部台無しになってしまうんじゃないか・・・。

 

でも人の頭って否定形を強く受け取ってしまうんですね。

 

ここでエクササイズです。

 

 

 

 

ピンクの象を思い浮かべないでください。

 

 

 

 
と言われた時になにが思い浮かびましたか??

 

ピンクの象ですよね。

 

思い浮かべちゃうのも無理はありません。

 

ハズしたくないと思うとハズしてしまうメカニズム

「ピンクの象を思い浮かべないでください」は

 

 

「ピンクの象を思い浮かべ」「ない」

 
なので頭には当然はじめにピンクの象が思い浮かびます。

 

と同じ原理です。

 

トランペットでも見ていきましょう。

 

 

音をはずしたくない

 

 

分解します。

 

 

「音をはず」+「したくない

 

 

日本語の語順が関係してしまうと思うのですが、否定形を考える時に人はまず望まないことを思ってしまいます。

 

つまり

 

「はずしたくない」と思っているときは結局「はずすこと」について考えている

 

のです
だから怖いんです。

だから恐怖に備えて身体を固くするんです。

だから自由が利かなくなるんです。

だから「はずしたくない」と思うと、ミスしやすくなるんです

 

 

じゃあ「はずしたくない」を思い浮かべないようにすればいいのか。

 

 

・・・はい、また戻ります。

 

はずしたくないなんて考えているようじゃダメだ!

 

「はずす」+「したくない」+「考える」+「ダメ

 

 

結局「はずすこと」について考えていますね。
ではどうしたらいいか具体的に考えていきましょう。

 

ためになる思考変換

ここで提案です。
「その音をはずしたくない」を

 

 

「その音を出したい!」に変換しましょう

 

 

言っていることはほぼ同じです。
でも

 

「その音をだしたい!」は「はずすこと」について考えてはいないのです

 

ほんとうにやりたいことは「はずしたくない」じゃないんです、

「吹きたい」なんです。

「はずしたら恥ずかしいから」じゃなくて

こう吹いたらかっこいい!」なんです。

 

絶対「はずしたくない」って思う前は「かっこいい」だったり「きれい」だったり、感動をしていたはずです。
そのことをもう一度思い出して取り組むことがとても大切です。

 

そして「こう吹きたい」が生まれたら「じゃあそのために何をする??」がでてきて、ようやく息のこと、タンギングなどの技術の話になるわけです。

 

こんな経験ありませんか?

自分の好きな曲を耳コピで適当に吹いたとき、いつもより吹きやすかったり、いつもより高い音が出せたり、良い音が出たり、そして何より楽しかったり。

 

自分の音楽への「望み」が強ければ強いほど、それにしたがって吹いたときの効果や楽しさは大きくなるのです。
そしてそれは今みんなが持っている「ミスしたくない」「間違えたらどうしよう」と表裏一体なのです。

 

不安なことが思い浮かんだら「自分がしたいこと」「この曲の感動フレーズはどこだろう?」について考えてみることをお勧めします。

 

 

 

まとめ ミスしたくないと思ったときに考える5ステップ

「ミスしたくない」って思ったら、

 

①まずそう思った勤勉な自分を認め、

 

②「ミスしたくない」裏にある肯定系の望みを思いだし、

 

③それをするためにするべき具体的なことを考え、

 

④やると決めて、

 

⑤実行する。
この5ステップ、是非やってみてください。

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