演奏に困ったとき

練習は減点法ではなく加点法で!

とあるレッスンでの一コマ
意図あってこんな質問をしました。

 

J「今のフレーズ自分採点で何点?」

生徒さん「40点くらい」

 

J「どうしてそう思った?」

生徒さん「ここの音はずしちゃって~、あとタンギングが~」

 

J「そこがまず-60点のとこなのね。じゃあ残りの40点のところはどうだった?」

生徒さん「・・・思いつきません。」

 

J「一個も?」
生徒さん「うーん・・・はい。」

 

このやりとりで気づいたことが一つ。
人は自分を評価するときに、減点法になりがちです。
100点からミスした分だけ減点していく、言いかえれば、

 

評価の主軸が欠点やダメだったところに置かれているのです。

 

これでは欠点やミスのことを考えているのと同じです。

成功のことやできたことから目を背けているのですから。

 

やりとりの続きを見てみましょう。
J「そっかじゃあもう一度吹いてみて、今度は良かったと思うとこ基準で点数つけてみようか」

 

生徒さん吹く

 

J「さぁどうだった?」

生徒さん「60点くらい」

 

J「20点もあがったね。どうして60点にしたの?」

生徒さん「さっきと同じとこで外したけど、意外と思っている通りに音が出ているところが多くて。」

 

 

自分が思っているより意外とできている自分

技術的なことはその時指導していなかったので、1回目と2回目とで大きな差はありません。
このやりとりを見てわかるとおり、人は上手くいったことをしっかり認識できています。
ですが、欠点だけが目立ってしまい、上手くいったことに対して盲目になってしまうケースを良く見かけます。
それでは、本当の意味で現状をわかっているということではありません。

 

欠点に目をつぶれと言っているのではありません。

 
欠点も良い点もしっかり認識して、

自分の現在地点を見極めて、

それで今の自分に何が必要なのかを考えて前に進んでいくことが大切です。

 

欠点から目を背けないのと同じで、

 

出来ていることもまた事実

否定はできません

指導者はそれの助けるように、それこそ導いていけるように教えられるといいですよね。

 

 

おまけ

レッスンの続き。

 

J「じゃあそのさっき外した音が当たったら何点くらい?」

生徒さん「70点くらい」

J「その音ってそんな配点高いの!?笑 もう3点くらいでいいよその音(笑) 通過点だと思って吹いてみて

 

 

その後彼女はその音を含むフレーズを見事に吹ききってくれました。

本当は吹く能力があるのに、思い込みによって吹けなくなっているということもあります。

 

教え方は人それぞれではありますが、今回の例は質問していくだけでどんどん良くなる例でした。

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