アレクサンダー・テクニーク

みんなが気になるアレクサンダー・テクニークのレッスン

世界最高のアレクサンダー・テクニーク教師のキャシー・マデン先生が来日されたとき、僕も昨日実際に吹いているところを見ていただきました。

個人的なレッスンの模様を備忘録として残します。

 

タンギングに悩んでた私

僕は最近タンギングになんだか違和感があって、

 

高い音にいくと裏返ってしまう

 

どこかに力みを感じてしまう

 

スラーよりタンギングのほうがバテやすい

 

という悩みを持っていました。
自分で原因を探って、

 

タンギングにこだわりすぎ

 

口周りにまだ抜けるところがあるんじゃないか?

 

と大体見当はつけていたのですが、それをどうしたらいいのか分からず、レッスンに踏み切りました。

 

タンギングの問題なのに舌や口のことは何も言われなかった!

僕はてっきり舌や唇、口周りのマッピングを丁寧にやっていただけるのかと思っていたのですが、やったのはまさかの楽器を構えるまでの動作!

 

キャシー先生が言うには「楽器を構える時にすでにあなたの口周りが居心地悪いところに行くのが見えたの。」とのこと。
まったくそんなとこ気にしてなかったし、これが何の関係があるのかさっぱりでしたが、とりあえず言われるがままやっていきました。
レッスンを通して気づいたのですが、僕は楽器を構える時に、不必要な力を持って楽器を構えていましたようです。

 

 

楽器の上げ方ひとつでタンギングも音も変わった!

楽器を構える時にキャシーの言葉で「口は鎖骨の上にあるの?下にあるの?」という言葉があります。
人間が腕だけを動かせるのは下ろした状態からわずか10°だけです。

 

10°より上に動かそうとするには鎖骨や肩甲骨が連動して動きます

 

それを意識せず腕だけであげようとすると身体全体に不必要な力が加わってしまうのです。

キャシーはこの時のイメージを

『rolling』、腕を上に上げる時、鎖骨が回転して肩甲骨も連動して動けるように

と言いました。

これをアレクサンダー・テクニークを用いながらやってみると、楽器を構える所作が恐ろしく楽になりました。

 

ブレスも胸郭周りが自由になったため以前より格段に吸いやすくなり、口周りの無駄な力や不快感も消えて、とてもスムーズにタンギングをすることができました。
キャシーに「(上記の経緯)で口周りの力を緩められたんですか」と聞いたらキャシーは「緩めたんじゃないの。適切に働いたのよ。」と言いました。
力の抜き方を重視してきましたが、身体が適切な働きをするように自分自身と向き合う、ということが大切だなと思わされました。

 

その他にも声楽やオーボエ、ホルン、ピアノ、などのレッスンを見させていただきましたが、どの音楽家の方も見違えるほど良くなっていきました。(キャシー自身は調号の書き方も知らないくらいなのに!笑)

 

キャシーのレッスンでアレクサンダー・テクニークのとてつもない可能性を見ることができました。

 

なにせ、舌のことで悩んでいたのに構え方で解消してしまうのですから!笑

それと同時に、これからの日本の音楽界のさらなる発展も期待する契機にもなりました。

 

そのために自分のこれから成すべきことも、じわじわと、でも確実にハッキリとしてきている気がしています。

 

本当に素晴らしい経験でした。

-アレクサンダー・テクニーク