演奏に困ったとき

失敗を通して見えてきた、緊張を乗り越えるヒント

2016/06/02

昨日大型金管アンサンブルの本番がありました。
結果から言うと、あがり症対処のプロセスから見ると大変不出来なものでした。

ですが、今回あがり症対処のプロセスで抜けていたことが、あがり症を乗り越えるとても重要な点であることも発見しました。
やはり失敗から学ぶことの方が圧倒的に多いですね。
今回は思考を中心にあがり症を見ていきます。
本番中にどんなことを考え、その結果身体にどんなことが起こるのか説明していきます。

 

本番中の不安感は○○からくる

さて、今回の本番中に考えて(しまって)いたことは、

 

「普段これ吹いてるときどんなこと考えてたっけ?」

 

ということ。
本番あがってしまったことがある人は

 

あぁ―やばい!本番が始まっちゃう!どうしよう!」

 

と思ってしまった経験がおありだと思います。

 

「普段これ吹いてるときどんなこと考えてたっけ?」
「あぁ―やばい!本番が始まっちゃう!どうしよう!」

 

この二つの思考には共通点があります。それは

 

これから何をするのかはっきり意識できていない 

 

ということです。

 

これから何をするかはっきり意識できていないと思考(=行動)に迷いが生じます。

 

迷いが生じた時に一気に頭の中に入り込んでくるのが不安や恐怖感です。

 

この不安や恐怖感が迷いに拍車をかけ、自分が内へ内へ入っていってしまいます。
(表現は外へ外へ向かっていくものなのに)

 

自分を内へ内へと入り込ませることは、

 

外界との関わりの拒絶=危機回避行動=筋肉を固めて身を守る=力み・震え 

 

に繋がります。

 

この状態になると不安や自己防衛の気持ちに拍車がかかります。

負のスパイラルです。(ちなみにこの負のスパイラルを抜け出すのにアレクサンダー・テクニークはとても適しています。)

 

思考の方は、周りが見えなくなってしまい、出演者もお客さんも完全に意識から外れてしまいました。

 

これが今回僕が経験したあがり症の正体です。

アレクサンダー・テクニークでは「精神と身体は分けられない」とされています。
まさに思考が及ぼす身体反応、姿勢が及ぼす精神状態ですね。

 

 

失敗から見えてきたあがり症対策

 今回の反省点は具体的な演奏プラン(こう吹くぞ!こんなふうにやりたいぞ!という決意)が弱かったこと。
譜面も比較的簡単でしたし、指揮者に練習で捕まることもなかったので、まぁ正直言うと油断していました。

 

これを踏まえて今後気を付けたいことは

 

練習の時から「この曲をどのように吹くか」しっかりプランを建てて、本番中も意識して吹く

(このときに大切なのは「できるかできないかは関係ない」ということ。できないからやらない、だと自ら選択肢を潰しているだけですからね。)
練習で一番考えていたことが本番中に真っ先に思い浮かぶことです

音楽の事を考えていたら音楽、ミスの事ばかり気にしていたらミス、何も考えていなかったら他のこと(大概は「不安」が入り込んできます。)

 

練習の時から本番は始まってるということを実感しました。
上記の事に気が付けたので、これから日々の練習の質や意識が大きく変わることになりそうです。

失敗談にもプラスの要素が必ずある。何事も前向きに。

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