練習法が知りたいとき

練習の質が変わる5秒間の思考

私が最近練習で特に気を付けていること。
それは建設的な練習です。

 

建設的な練習とは!

具体的に言うと、吹く前に一回頭の中でやることを暗唱して、目的とプランの明確化をします。
そうすると、自分がやりたいこと、そしてプランを試した結果がはっきりして、「今何が起こって次はどうやって吹こうか」ということが考えやすくなります

 

今日私がとっても苦手な2オクターヴのアルペジオを練習している時の事です。(アーバン:14の特別な練習曲 No.3)

上の音に上がるにつれて口に力が入ってタンギングが詰まってしまい、音が外れるという現象が起こっていました。

 

そこで考えました。

このアルペジオを吹くのに口の力みは必要なのでろうか・・・?
むしろ本当に必要なのは息の流れと速さではないだろうか・・・?

 

そこで吹く前に頭の中で(実際に口に出してもok)言いました。

 

「頭が動けて、自分全部がついてきて、鎖骨の上の口に楽器を持っていき、アパチュアを閉じたり舌で音を出す代わりに、おなかのサポートによる息で、このアルペジオを吹く。」

 

で吹きました。

どうだったか。

息の流れはさっきよりだいぶ改善されました。
でもまだ何か阻害しているものがある。
とくに気になったのは音の変わり目。

 

なんだろう。

・・・指かな。(経験からなんとなくそう思った)

 

今まで意識してなかったけど発音と指は同時、と思っていました。

次はさっきのプランに「発音より指を髪の毛一本分早く押す」を付け加えて吹く前に暗唱。

 

「頭が動けて、自分全部がついてきて、鎖骨の上の口に楽器を持っていき、アパチュアを閉じたり舌で音を出す代わりに、おなかのサポートによる息で、発音より指を髪の毛一本分早く押して、このアルペジオを吹く。」

 

どうだったか。

息の流れもよりスムーズになり、かなり理想に近い形で吹くことができました。

 

アルペジオの練習は3回吹いただけで大きく改善が見られました。

 

まとめ

楽器を吹くときに何となく構えて何となく吹いての繰り返しをしてしまうことが習慣化されてしまっているケースをよく耳にします。

 

このように

 

望む(こう吹きたい)→情報収集(なにが必要か)→プラン建て(どうやったらいい?)→実行(吹いてみる)→考察(どうだったか)→情報収集(何が起こったか)→・・・

 

 

という思考回路を練習時に持っておくことは非常に大切です。

 

ちなみにこの暗唱(アレクサンダーテクニークでは「ディレクション」と言います。)、時間にして5秒。

こんな長い文章いちいち考えてられるか!と思うかもしれませんが、この5秒でこんなにも練習の質が上がる(短時間で従来よりはるかに効果が出る)のであれば、5秒をめんどくさがるのは時間的にも、体力的にも、精神的にも損だと思います。

 

近道とは言わずとも、遠回りでは絶対にありません。

個人練習の時、常にこうした積み重ねの練習を心掛けていきたいです。

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